こんばんは♪カメラマンのちかです。
我らがオーナーの市川秀一が、輝く女性を応援したいという想いで始めた「きらっとフォト」という撮影があります。
ドレス撮影を、結婚する女性の為のものではなく、力強く前へ進む女性の為にしたいという想いではじまったこの撮影。
そんな「きらっとフォト」で、先日とてもステキな写真を撮影したので、ご紹介させていただきますね。
ゆかさんと出会ったのは、1年ほど前。以前からご利用してくれていたお客様といっしょにワンコインフォトにきてくれました。
ご来店いただいたときは、すでに「乳がん」という病気を抱え手術をしなくては行けないというタイミング。子供たちの楽しい撮影終了後、お友達から状況を教えてもらい「最後にお乳をあげる写真を残してほしい」と改めて撮影させていただいていた方でした。
アシスタントをした私も、そして撮影したカメラマンのまっちゃんにとっても、とても印象深い撮影でした。
そして月日がたち、今度は「きらっとフォト」を撮影したいとご来店いただきました。
久々にお会いしたゆかさんは、術後、がん治療も終わり、新しく踏み出そうとしているときでした。
乳がんという女性にとって大きな病気に対して、無知な私は少し身構えてしまっていたのに対し、ゆかさんは構えることなく、始終、幸せそうに楽しそうに撮影をしてくれました。
「ワンコインで撮影した写真をきっかけに、写真に残すことで家族がひとつになっている
と感じれたんです。だから改めて、今の自分や家族を残したいと思って」
「坊主には二度となりたくない。けど、坊主には意味があったんだと写真を見返したときに、思い返したい」
そう話してくれたゆかさん。
病気になって世界観や感じ方が本当にかわり、今日という1日は今日しかないということ、どんな些細なことでもとても幸せに感じるということ。
そして、当たり前のようにいてくれていた家族や友達が、自分のことをこんなにも大切に思ってくれているということを感じられたこと。
そのひとつひとつが、今の自分だから意味があったと。
治療は本当に苦しくて、いつもただ涙が出ていた毎日だったけど、今が幸せだと。
少し声を震わせながら、笑顔で話してくれたゆかさんは、本当に輝いていました。
ブログにの許可をいただいたとき、少しでも同じ境遇の人が、この記事をみて元気が出てもらえたら嬉しいとすぐOKをくれたゆかさん。本当にありがとうございました。
想いがつまり過ぎて、うまく表現できなくてごめんなさい。
ゆかさんに出会えたことが、わたしにとっても本当に幸せな経験であり、ステキな1日でした。
ゆかさん、そして一緒に撮影にきてくれたおとちゃん、がっくん、パパ本当にありがとうございました♪
カメラマン ちか